市進ホールディングス

コラム

column
 
2023.03.30

新会社設立のご挨拶

細谷です。私が塾の講師を初めて経験したのは大学を卒業してからで、学生時代はずっと芝居にのめり込んでいました。当時一緒にやっていた仲間の何人かは、今もネットやテレビで見かけることがあり、それぞれの道を楽しんでいるように見えます。

人生には、いくつかの転機というか、決断の時があって私の場合、大学を卒業するとき役者のプロを目指すか、学校の先生として歩むかの2択でした。結局、役者で食べていくという夢は諦め、学校の先生として採用されることもなく、教育サービスの世界で夢を創っていこうと決めた時期が3月でした。ちょうど桜が咲く少し前の季節、今から30年も前の話です。

そこから教育の世界に入って、最初は塾の授業で自分が役者のように表現できることが面白くなり、少しずつそれが自分のエゴということに気づき、やがて「教えることは相手に学びを与えること」と考えるようになりました。この頃から「人の学びの仕組みを体系化してみたい」という思いが沸き上がり、希望して講師トレーナーの部署に配属になりました。ふとしたことから、ある教育委員会での研修を依頼されることになり、そこから学校の先生に教える機会が増え、過去に学校の先生になりたかった自分が公立小中学校の先生たちに教える機会をいただくことに不思議な気持ちになったりもしました。

私の人生における2度目の転機は2014年の3月でした。会社からのミッションが、これまでの教える経験を活かして「教育を基軸とした新しい事業を創出してほしい」というものです。
何となく聞こえはよいですが、そのミッションの真意は「あなたにこれまでのような居場所はありません。組織に残りたいならば、自分の食い扶持は自分で稼ぐようになりなさい」というものでした。私自身の価値観では、アイデアで新しいことを生み出したり、これまでにない新境地を開拓するといったミッションは刺激的だったわけですが、実際ここからの数年間は、もがき苦しむような時期が続きました。

当時の私には部下も同僚もいなく、全てが1人でおこなえる環境にあって自由にやれるというメリットがありましたが、やっていくうちに段々と「このままのコンセプトでよいのか」「もっと他のマーケットがあるのではないか」「本当は自分は必要とされていないのではないか」といった孤独や不安も大きくなり、会社のおかげで仕事が当たり前にあった過去を今更ながら有り難いと思うようになっていました。

こんな悶々とした日々がしばらく続く中で、自分の中で揺るがなかったのが、「塾の講師養成手法には、組織のマネジャーや育成担当者に必ず役立つタネがある」という信念でした。
この信念だけは、どんなに不安で孤独な状況になってもぶらすことはなかったのですが、逆に言えば、当時の私にはそこしか道はなかったという覚悟のようなものでした。

自分の中に覚悟が備わってからは、恐れや不安というものがほとんどなくなり、それとほぼ同時にお客様から声をかけていただく機会が増え、2020年にコロナに直面しても有難いことにお客様からの依頼は途切れることなく現在に至っています。

そして、2023年3月、市進ホールディングスコンサルティング事業研究所は、市進ホールディングスから独立し、新会社㈱市進コンサルティングを設立いたしました。
私、細谷は代表に就任し、ここ数年、苦楽を共にしてきたスタッフたち、この新会社のために長く勤めた会社を退職してまでついてきてくれた社員に感謝し、この仲間たちとともに夢を創り、実現していくつもりです。

私の人生における3月の3度目の転機、人生の中でこの起業は遅いような転機ではありますが期待していただけるお客様のために私たちは信念と覚悟を持って前に進んでまいります。
今後ともどうかよろしくお願いいたします。
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