市進ホールディングス

導入事例

Works
 

金融機関K社

新任支店長研修  若手行員の育成 ~部下を伸ばすコミュニケーション~

研修概要
  • 最近の若手社員の傾向と、育成上の課題とヒント
  • コーチングの観点から考える若手の育成方法
  • 相手のタイプに応じた指導法
研修の狙い

金融機関の新任支店長を対象に、「若手行員を伸ばすためのコミュニケーション」をテーマに研修を実施しました。どの企業においても若手社員の育成が経営の大きな課題となっています。現場で日々の業務を統括するマネージャーが、若手世代の特性を知り、それをふまえた効果的な育成方法を実践していくことは安定した組織運営に寄与します。本研修では、若手行員が育ってきた環境を理解することから始まり、コーチングの視点から考える育成方法や相手に応じた関わり方を考えていただきました。

最近の若手社員の傾向と、育成上の課題とヒント

マネージャー職の方々が若手の育成を考える際に、若手行員の育ってきた環境への理解は欠かせません。「彼らは多感な時期にリーマンショックや東日本大震災を経験し、ゆとり教育の最後の世代である」という認識を持つことは、若手行員の行動基準や意思決定を理解するうえでヒントとなります。そのうえで、経験学習モデルやインストラクショナルデザイン理論による「学ばせ方」の手法、部下への動機づけの手法を学んでいただくことで、実効性のあるものとなりました。

コーチングの観点から考える若手の育成手法

コーチングとは、対話によって相手の自発性を促進し、相手の目標達成を支援するコミュニケーションスキルです。そのポイントは「傾聴」「承認」「質問」に集約されます。理論だけではなく具体的な指導法を考えていただく演習を取り入れました。例えば、相手の言動・見え方・価値観を言葉にして「承認」することや、よく言いがちなフレーズを場面に応じて「質問」に変えることで、相手の行動を促進できます。学びが行動につながる時間を共有しました。

相手のタイプに応じた指導法

ここまでの研修で、受講者の皆さんにはコミュニケーションの主体は受け手であることが共通認識となっています。最後のパートは、自分と相手のコミュニケーションのスタイルを理解し、相手に応じて対応法を変えていくことで円滑なコミュニケーションを図り、現場での指導に活かすことをゴールとしました。4つのスタイルごとの特徴や相違点を踏まえたうえで、部下に対しどのようなフィードバックが有効であるかを具体的に考えていただきました。