市進ホールディングス

導入事例

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情報機器メーカーH社

マナー研修講師のための講師力研修(3日間)

研修概要
  • 1日目 講師スキル基礎編
  • 2日目 講師力研修 実践編①
  • 3日目 講師力研修 実践編②
研修の狙いと全体像

「全国4000名の社員にCSマインドを伝道する指導員の育成を」というクライアント様の要望を受け、各部署から選抜された指導員候補の方々を講師として育成するプロジェクトに参画させていただきました。全5日間の日程のうち3日間の研修を弊社で担当しました。まず丸一日をかけ、弊社が塾・予備校部門で培ってきた講師育成メソッドを活用した「講師スキル基礎編」で、インストラクタ―としての「教える」技術を学んでいただきます。2日目は、実際に担当する研修を模擬講義として実施いただき、その後個別アドバイスを実施しました。3日目は、前回の改善点を盛り込んでの模擬講義を再度実施いただきました。クライアント様の評価基準と弊社の評価項目を用いた認定試験となります。無事合格されて指導員と認定された受講者の方々は、まさに伝道者として日々全国を飛び回ってご活躍いただいております。

講師スキル基礎編

講師スキル全般の確認と向上を目的としたプログラムです。特に「基本姿勢」「受講者マネジメント」「ファシリテーション」に重点を置き、次の模擬講義への土台としていただきました。受講者の参加意識と学習効果を高めるためには「教え方」が大切になります。前半では、インストラクショナルデザイン理論に基づき、領域別の教え方・導入時の工夫・学ばせ方の手順・研修設計のポイント・評価方法について学んでいきます。体系立ててノウハウを学ぶことで実践に役立てるスキルにつなげます。後半は、弊社が開発した「講師力25のコンピテンシー」を用い、講師としての基本姿勢、受講者の巻き込み方、考えさせる手法、教材の使い方、双方向の生み出し方という5つの指標を演習を通して学んでいただきました。次回以降の模擬講義においては、この指標をもとに実践していただきます。

講師力 実践編

模擬講義のポイントは4点です。①実施者は目標を提示のうえ実施します。これにより改善点が明確になり効果的な研修になります。②研修冒頭部分から実施することによって、スキル全般の確認をします。③実施後、ご自身から目標に対してどうであったかをコメントいただき、意識できている課題を明確にします。④受講者役の方からもフィードバックを行い、他者の講義から学んでいただくとともに、弊社講師からもアドバイスと同時に個別フィードバックシートをその場でお渡しします。
2回目の模擬講義は評価試験です。前回の反省やアドバイスを踏まえた模擬を実施いただきました。最後に弊社から「社内講師Q&A100選」とともに修了証を進呈し、研修は終了となりました。クライアント様からは、「想いを見極められた」「手探りながらも自ら体制を作れたのは強み」というお声をいただきました。

受講者の反応(アンケートから)

●効果的な学ばせ方の手順がとても参考になりました。飽きさせない、参加してよかったと思える研修を実施していきたいです。
●実際に研修の場に立ち実践していくことも大事ですが、それまでの準備などのプロセスもかなりウエイトを占めていることがよくわかりました。
●課題認識あっての研修。「研修ありき」にならないよう、問題意識をもって企画を実施したい。
●講師に求められる5つの指標を今後の登壇で活かしていきたい。
●研修の組み立て方が参考になりました。発問については今まで意識していなかったので、今後は発問を取り入れていきます。