市進ホールディングス

導入事例

Works
 

ITシステムE社

社内講師のための講師力基礎研修

研修概要
  • 技術研修を担当する社内講師対象
  • 講師力の基本を体系的に学ぶ1日間(6.5時間)
  • 講師スキルと心構え、講義設計について
  • プレゼンテーション、ファシリテーション
  • 教材、スライドの作成法
導入の背景(社内インタビューより 担当者の声)

当ビジネスグループでは、ビジネスマナーから技術系まで、社内講師の内製化を進めています。講師は主にSEなど技術系の社員が担当するので、教えることが専門ではありません。
今まで講師側のスキルアップ研修を行ったことが無く、聞き取りやすさや分かりやすさなど、実施のレベルが講師によってばらついてしまっていることが気になっていました。
今年度は、初めて登壇する「講師未経験者」が多かったこともあり、講師としての基本的なスキル全般をひととおり確認し、レベルを揃える機会を持つ必要を感じていました。

導入のきっかけ

上記のような課題を抱えていた時に、ちょうど市進が実施している無料セミナーを知りました。参加したところ、必要と考えていた研修の内容とぴったり合致していましたので、すぐに相談してお願いしたという流れです。
無料セミナーでは、特に「領域による教え方の違い」で、「跳び箱」の例を挙げての説明は面白かったですね。講師力研修の実施前に、その内容を社内講師の間で共有したのですが、それで皆、とても興味を持って本番の研修に臨みました。

研修の内容

ひとことで言ってしまうと「楽しかった」です。グループワークが多くて飽きないし理解しやすい。講師経験の多寡にかかわらず、講師として知っておくべき内容が網羅されていたと思います。
ADDIEモデルやガニエの9教授法など、研修や講義の設計に関しても学ぶことができ、後に研修カリキュラムを見直しする際に大変役立つだろうと思われます。
講師の経験がないとすぐにはピンとこない部分もあるだろうと思いますが、先に知っておく意味は大きいのではないでしょうか。「講師力」を幅広く扱いながら、無駄なところの無い有意義な研修でした。

受講者の反応

良かったですよ。登壇の経験のない社員も「こんな感じ」というイメージが湧いたようです。「未経験者の不安を払拭する」という狙いもあったので、その点、課題はかなり解消されました。
特に、視線のコントロールとか、間の取り方、問いかけといった、テクニックの具体例、いわゆる「ノウハウ」には、皆、技術系のせいか敏感なんですね。良く伝わったようです。
研修後の講義の様子を見ると、「受講者の視線を自分に向かせよう」と意図している場面があるなど、研修で学んだことを活かそうという姿勢が伺えました。

今後の講師育成への考え

やはり、学んだことすべてを実践し発揮するのは難しいことです。1回の研修ではとても無理ですから、今後も講義実施のレベルを揃え、向上させていくという方針に変わりはありません。
また、今回は、年度の講義実施が始まる前の時期に実施したので、実際に登壇を経験してはじめて分かることもあったようです。未経験者からは、「登壇してから受けたかった」という声もあります。
振り返りを兼ねて毎年実施するなど、継続的に取り組んでいきたいと考えています。