オンライン研修(eラーニング)の教育体系に関する社内プロジェクト型のコンサルティングを実施しました
コンサルティング内容既存のeラーニングでの教育体系のリサーチからコンサルティングは始まりました。教育体系において重要なのは「コンテンツ同士の連続性」「コンテンツ間の難度バランス」「コース受講でのゴール設定」です。オンラインでの研修やeラーニングにおいては先の3点の重要性はより高くなります。これに加えて、「評価方法」をどう取り入れるかもポイントとなります。各講座のデザインなどの細部の分析から現状の課題点の抽出を行い、新コンテンツの制作に入りました。
講義展開は妥当であるか、理解を促進する教材になっているか、映像研修ならではの効果的な伝え方・教え方ができているか、といった観点から、月に一度のセッションの中で学びを深めていただきました。冒頭のインストラクションはどうあるべきか、問いはどこでどのように入れるべきか、テストの設計は正しくできているか、業務との関連付けはできているかといった点だけでなく、映像ならではのメリット・デメリットを踏まえたアドバイスを実施し、実際のコンテンツの制作に役立てていただきました。
コンサルティング開始から6か月、実際に各部署にて試作品を制作いただきました。最初と最後をそろえる、講師は上半身を常に画面上に出す、冒頭で研修の目的を伝えるといった大枠を決めた結果、出来上がったコンテンツは各部署を超えて共通するフォーマットによるものとなり、統一感のある試作品となりました。インストラクショナルデザイン理論に裏付けられた一連のセッションを通じて、今後の自走化へ向けて汎用性のあるスキルを提供させていただいたコンサルティングとなりました。