市進ホールディングス

導入事例

Works
 

東京都水道局

講師養成研修(全31回実施)

研修概要
  • 全体研修
  • 個別研修① 15クラス
  • 個別研修② 15クラス
研修の狙い

業務上、各職場での実務には豊富な知識が求められます。限られた研修時間の中で、受講者が効果的に知識を習得し、活用できるようにするためには講師側の「教え方」が重要となります。本研修では、講師となられる方を対象に「講師としての心がまえ」から「教えるための技法」、「インストラクション技術」まで弊社が塾・予備校で培ってきた「教える力」を学んでいただいたのち、模擬講義の実施およびフィードバックを通して、実際の登壇までを最短距離で実行するための研修プログラムとしました。

全体研修 

研修とは単に知識・技術の伝達ではありません。講師は相手に教える以上に学ばせることが大切になります。当研修の冒頭では、こうした研修講師としての心がまえや研修実施の目的を学んでいただきます。講義には学習効果を高めるための方略があります。具体的には、知識・態度・技能という領域ごとの教え方(ブルームの3分類)、受講者の意欲を高めるための講義設計(ARCSモデル)、定着を高めるための教え方(ガニェの9教授法)といったスキルです。これらを習得することで、汎用性の高い講義スキルにつながります。さらにインストラクションにおいては、弊社独自の「講師力が上がる5つの視点と25のコンピテンシー」を紹介し、講師経験がない方でも「巻き込み方」や「発問による考えさせ方」などすぐに使える具体的なスキルを学ぶ研修となりました。

個別研修① 15クラス

全体研修から約2週間後、個別研修が始まります。受講者を15グループに分けた個別研修では、各自が担当される講義の冒頭20分を模擬講義していただきます。全体研修で学んだスキルを盛り込むこと、双方向の場面を入れること、考えさせる場面を入れることを条件とし準備していただきました。模擬はVTR録画し、講師役の自己分析に活用します。「自己の目標提示」→「模擬実施」→「自己分析」→「フィードバック」のサイクルを個別に回していきます。こちらからのフィードバックは、実施者の個性やキャラクターを大切にしながら、その人の強みを伸ばすアドバイスをしていきます。実際に登壇する研修に極力近い形で実演していただくことで講師力は大きく向上していきます。

個別研修② 15クラス

1回目の個別セッションから2週間後、2回目の個別研修を実施します。前回と敢えて同じ内容(素材)で実施していただき、教え方の変化について見ていきます。1回目の研修で挙がった各人の課題がどれくらい改善できているか、1回目のアドバイスをもとに今回の目標を具体化します。自信のある方は、プレゼン力だけでなく、25のコンピテンシーの「考えさせ方」や「双方向の生み出し方」などを目標に設定され、たくさんの技法に挑戦いただきました。フィードバック後には、まとめとしての振り返りを実施し、「Q&A集 講師力100選」、「登壇前チェックリスト10」などの参考資料を研修修了者にお渡ししました。

受講者の声(アンケートより)

【全体研修】
●講師に必要なスキルを学ぶことができ、今後に活かせるものがたくさんあった。
●わかっているようでわかっていなかった発問のクオリティなどを学べた。
●これまで我流で教えていたが、今回の研修を通してより安定した教え方ができると感じた。
●この研修自体が、教え方の手本となりました。
【個別研修】
●個人ごとに良い点、改善点を提示してもらえるので次に活かせる。
●少人数で、一人ひとり同じだけ時間をかけてもらえる。
●他の受講生の講義方法を見ることも参考になった。
●研修だけでなく、後輩の指導にも活かせるスキルだと思う。Q&A集も参考になった。