職場リーダー研修(プレゼンテーション)
研修概要職場のリーダーとしてプレゼンテーションの重要性を認識し、内外に分かりやすく説得力のある話し方、プレゼンテーションの手法を習得することを目的とした研修です。
プレゼンスキルが求められる背景には、業務環境の変化にともなう発信(説明)機会の増加、価値観の多様な人材に向けた理解の訴求、ビジネスが複雑化する中でのステークスホルダーに向けた簡潔な説明など、多岐にわたります。その中で、相手にわかりやすく、惹きこむ話し方、伝え方とはどのようなものかを問題提起しました。内容は、プレゼンテーションに関する知識とスキルの紹介を中心に、演習を用いて、デリバリーとコンテンツの観点からプレゼンテーションのスキルアップを図りました。それとともに、実務に活用できる知見を提供し、リーダーとして部下や後輩への指導力の向上、同時に企画・提案・実行能力の向上も目指す内容としました。
アイスブレイクとして、自分のお勧めのものを4コマでプレゼンするワークを実施。振り返りで挙がったプレゼンテーションの工夫をもとに、プレゼンテーションスキルを高めるには何が必要か、「デリバリー、構成、共感」の3つの要素を軸に、それぞれで留意すべき点を考えました。説得力を増す説明の仕方として、フレームワークの活用を演習で実践。その後、グループでケーススタディに取り組んでいただきました。
ケーススタディでは、まず、リーダーである自分が部下たちに対して、受け入れ難い依頼をしなければならない状況を設定し、納得してもらえるような協力願いを発信するとしたら、「どんな構成」で「どんな内容」を、「どんな伝え方」でおこなうのがより良いか、グループで話し合い、ひとつの案を決定していただきます。その案を他グループにプレゼンし、互いにフィードバックと評価を交換。振り返りと講師からの補足説明を行いました。他者のプレゼンから多くの気づきが得られる演習でした。
職場リーダーとして部下へ何かを伝える場面を考えたとき、教える技術が大変有効です。教える技術といってもその領域は幅広く、大きく3つに分けられます。部下に指導すべき課題ごとに、技術的領域、認知的領域、態度的領域の、どの領域の技術を使うかを明確にして教えることで、学習効果は明らかに高まります。研修では、その3つの領域の学びの違い、教え方のポイントの違いを実例を交えて紹介し、実務に活かしていただきました。